黒井城の歴史は遠く南北朝時代まで遡りますが、国指定史跡の立派な山城を築き上げたのは戦国時代の終焉の頃に城主となった、荻野(赤井)悪右衛門直正です。黒井城について詳しくはこちら。
今回は、山頂からの景色が素晴らしく、時期によっては雲海も見ることができる黒井城について、まとめています。
黒井城登山動画
雲海時期
雲海が臨める天空の城と言えば、朝来市にある「竹田城」が有名ですが、実は丹波市にも雲海を臨める「黒井城」があるのです。
雲海の時期は、9月下旬から12月上旬で、寒暖差がある晴天の早朝に多く霧が発生し、綺麗に雲海を見ることができます。
アクセス(駐車場)
黒井城跡まで登るための、登山口までは、主に車で行く方法と電車で行く方法があります。、JR黒井駅からは歩いて15分です。
車の場合、道の駅おばあちゃんの里で有名な春日ICより車で5分ほどで、黒井城登山口駐車場に到着します。(以下、駐車場位置の地図)
追記 (2020年4月)
2020年の春に、新たな駐車場が完成しました。黒井城跡登山する際に、もっとも大きい駐車場ですので、お越しの際は、こちらにご駐車されることをおすすめします。(位置:35°10’25.3″N 135°06’03.9″E)
電車で行く場合は、JR福知山線黒井駅から歩いて15分ほどで、黒井城登山口(猪ノ口山)に到着します。(以下、黒井城登山口位置の地図)
登山時間
黒井城登山口(猪ノ口山)から山頂の本丸跡までは、30-40分ほどで到着することができます。登山道は、非常に滑りやすい場所もありますので、登山に適さない靴での入山は危険です。安全装備をしっかりして、入山することをおすすめします。
登山ルートは大きく分けて2つあります。「なだらかコース」と「急坂コース」です。一般的には、「なだらかコース」がおすすめです。「なだらかコース」でも途中、険しいところがありますが、「急坂コース」の場合、それ以上に険しく危険な場所も多々あります。
どちらのコースも3分ほど登ると、金属の柵がありますので、柵を開けた後はしっかりと閉めるようにしてください。また、こちらでは大きく注意書きが書いてあります。
登山口から登り始めて20-30分ほどで、「なだらかコース」と「急坂コース」の合流ポイントがあります。ここには、赤で塗られた山門があります。
山頂よりかは低いですが、こちらでは秋になると紅葉が見られ、紅葉と丹波市の景色を一緒に楽しむことができます。
さらに登り続けると、もう一度、金属の柵にたどり着きます。こちらでもしっかりと鍵を閉めるようにしましょう。
黒井城山頂に着きました。晴れた日には、丹波市の街並みとそれを囲む山々を一望することができます。そして時期によっては雲海を見ることができます。
黒井城跡は、比較的穴場スポットなので、ぜひ早めに訪れてみてください。入山する前には、安全装備と飲料をしっかりと準備して、登山を楽しんでください。