地元ライターが丹波市の"観光情報"と"人"を紹介！

春日ICから約10分のところ、三尾山のふもとにある無鹿リゾートは、築100年余りの古民家を使った、地元丹波の野菜と鹿肉料理の専門店です。

無鹿は、2010年に柏原町でオープンしましたが、丹波の豊かな自然の中でゆったり過ごして頂ける様に、またジビエ料理をお酒と合わせて楽しんでほしいという想いから、2018年に春日町の三尾山のふもとに拠点を移し、お食事とご宿泊を中心とした複合施設「無鹿リゾート」としてリニューアルオープンしました。

オーナーシェフの鴻谷さんが、鹿肉と出会ったのは、経営している宿泊施設に泊まりに来られた動物研究員の方から、たまたま鹿肉を譲り受けたのがきっかけでした。その時に、鹿肉の美味しさに感動し、「鹿肉の魅力を伝えたい」と思ったそうです。

鴻谷さんは、鹿肉に出会ってから1年間365日鹿肉を調理し、試食し、研究し続けました。最初は失敗の連続でしたが、その努力もあり、鹿肉の美味しい部分の見分け方や、最適な調理方法を見つけることができたそうです。

鹿肉だけでなく、野菜にも強いこだわりがあり、知り合いの農家さんから、丹波産の旬の有機野菜をできる限り仕入れています。

鴻谷さんが料理を出す時に大事にしていることは、ごちそう感を出すこと。もちろん食事を楽しんでもらいたいという気持ちはありますが、それだけではなく、ある程度の緊張感を持って、しっかりと味わってほしい、食に対して考える時間を持ってほしいと考えています。